日立電鉄線ファン（新着情報）◆事後ニュース

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日立電鉄線ファン　TC2211

TC2211　2006/06/12現在◆形式の解説と車内銘板はこちらを参照

　営団地下鉄の2079を、1991（平成3)年11月26日付で改造・入線した片運転台の制御車。室内化粧板は淡緑色、長イスは赤色、車端部のイスは灰色、妻窓は2段サッシ。当初よりMC2002と固定編成を組んだ。
　1996（平成8）年に、鮎川方の台車にフランジ塗油器を追設しているが、これは当時唯一フランジ塗油器を装備していた旧形車両モハ10が、定期運用から外れた際の代替措置である。2002（平成14）年10月に宝酒造のボディー広告車となり、側面腰板部に広告ステッカーを貼りつけた。翌2003（平成15）年5月に広告デザインを若干変更し、その後は日立電鉄線の最終営業日まで同一形態で走り続けた。ちなみに、初代の広告デザインは2003（平成15）年3月に行われた「磯出大祭礼」にちなんだデザインとなっており、組成相手のMC2002も同デザインが施された。最終留置及び解体場所は常北太田駅構内。解体撤去は2006（平成18）年6月上旬。なお、解体直前の車体には「MG・CP保存」のチョーク書きがされていたが詳細は不明である。
　

オリジナルカラー時代のTC2211（2002年7月　常北太田）	初代の広告デザイン （2002年10月　常北太田）	2代目の広告デザイン （2003年5月　常北太田）	解体着手から1ヶ月弱 （2006年4月　常北太田）
	解体着手前の姿 （2006年2月　常北太田）	アスベスト除去作業中 （2006年4月　常北太田）